Home » ペンギン図鑑 » ペンギンの種類 » マゼランペンギン:Magellanic Penguin
- 学名
- Spheniscus magellanicus
- 英名
- Magellanic Penguin
- 別和名
- ジャッカスペンギン
- 属名
- フンボルトペンギン属(スフェニスカス属 - Spheniscus -)
- 体長・体重
- 70cm/3.8kg
- 亜種
- なし
- 学名の由来
- 「magellanicus」は、マゼランが世界一周を行った際、白人として初めてこのペンギンを発見したことから(1781年、J.R.フォルスターにより記載)。
- 野生のマゼランペンギンの分布
- マゼランペンギンは、南アメリカの大西洋岸と太平洋岸、フォークランド諸島などに生息します。
繁殖地の一部はフンボルトペンギンと重なり、しばしば雑種繁殖をしますが、繁殖成功率はあまり高くありません。 - 野生の生息状況

近年、タンカー事故で流出した重油の影響などで、個体数が急激に減少しています。
また、毎年7月以降になると、ブラジル沿岸に、マゼランペンギンの飢えた若鳥が多数漂着しており、現地では懸命な救護活動が行われています。詳細は、書籍『ペンギンに会いに行こう!!』(ペンギン・スタイル 著、上田一生 監修/ソフトバンククリエイティブ)のP.166「南米で何かが起こりつつある」で上田先生により現地の最新情報を交えてご紹介いただいてます。- 外見
同属のフンボルトペンギンやケープペンギンに似ていますが、あご下の黒いラインが2本あるのが特徴。これさえ覚えていれば、動物園や水族館を訪れた際に、見分けがつくでしょう。(写真:エサをくわえるマゼランペンギン。長崎ペンギン水族館にて撮影)- つがいの絆
- マゼランペンギンは、つがいの絆が強く、仲の良さもペンギン全種の中で1,2位を争うほど。
巣の前や中で寄り添っていたり、至るところで「相互羽づくろい」をして絆を深めます。
動物園や水族館に訪れたら、マゼランカップルのラブラブっぷりに注目です! - 巣作り
- マゼランペンギンの繁殖期は、10月頃から始まります。海岸近くの草地や土手などにコロニーが形成され、砂地を掘って巣穴を作る「穴掘りペンギン」でです。巣穴は深く、中には小枝や草が敷かれています。
保護区となっているアルゼンチンのプンタ・トンボには、繁殖期になると50万羽ものマゼランペンギンが集まってきます。 - 産卵
マゼランペンギンは、1回の産卵で2つの卵を産みます。第1卵と第2卵の大きさはほとんど変わりませんが、産卵には3〜4日の間隔があります。
オスメス交代で約40日抱卵した後、2〜3日の間隔で、2羽のヒナが孵化します。(写真:長崎ペンギン水族館の取材当日に誕生したヒナ。ただいま計測中です!)- 子育てから巣立ちまで
- マゼランペンギンのヒナはクレイシを形成しないので、巣立つまでずっと巣にとどまり、親鳥からエサをもらいます。抱卵と同様、両親が交代で世話にあたります。
エルニーニョが発生し、餌が不足すると、ヒナの死亡率が高まります。また、雨で巣穴が水浸しになると、防水性の羽毛を持たないヒナが死に至ることも。 - 天敵
- ミナミオオセグロカモメ(親鳥の目を盗み、卵を盗みます)、オオトウゾクカモメ、オオフルマカモメ
- 【コラム】日本のマゼランペンギンたち
- マゼランペンギンの初来日は、1932年。フンボルトに次いで、2番目に日本にやってきたペンギンで、フンボルトと同様、上野動物園で初めて飼育されました。
現在では、国内20以上の施設で、合計270羽以上が飼育されています。(写真:長崎ペンギン水族館で食事中のマゼランペンギンたち)。











