Home » ペンギン図鑑 » ペンギンの種類 » ガラパゴスペンギン:Galapagos Penguin
- 学名
- Spheniscus mendiculus
- 英名
- Galapagos Penguin
- 別和名
- ガラパゴスペンギン
- 属名
- フンボルトペンギン属(スフェニスカス属 - Spheniscus -)
- 体長・体重
- 50cm/2.5kg
- 推定生息数
- 約1,770羽(チャールズ・ダーウィン研究所/2007年9月調査)
- 亜種
- なし
- 学名の由来
- 「mendiculus」は、「物乞いのような」という意味で、前傾した姿から(1781年、サンデュヴァルにより記載)。
- 野生のガラパゴスペンギンの分布
ガラパゴスペンギンは、その名のとおり、ガラパゴス諸島でのみ繁殖します。
ガラパゴス諸島は、赤道直下、東太平洋上にあるエクアドル領の諸島。本土より西約900kmに位置し、120あまりの大小の島と岩礁からなる火山群島です。
おもに、イサベラ島、フェルナンディナ島の海岸で繁殖し、年間を通じて繁殖地付近にとどまります。
ペンギンは南半球のみに生息すると言われていますが、このガラパゴスペンギンの生息地は、わずかに北半球にもはみ出しています。野生のペンギンでは、唯一、北半球にも生息する種になります。(写真:溶岩の上で一休みするガラパゴスペンギン)- 野生の生息状況

もっとも脅威となるのは、エルニーニョ現象などの気候変動。
エルニーニョによりサーモクライン(水温が急激に変化する層)が押し下げられると、エサとなる小魚は海中深くに移動します。すると、ガラパゴスペンギンのエサが不足し、子育てに失敗したり、成鳥が餓死してしまい、個体数が減少します。
ガラパゴスペンギンの保護をはじめ、ガラパゴス諸島の生態系を残すべく研究を行っているのが「チャールズ・ダーウィン研究所」で、その活動を支援する日本国内の団体が「日本ガラパゴスの会」です。- 外見
- 同じフンボルトペンギン属のマゼランペンギンと同じく、あご下の黒いラインは2本ですが、羽毛の色は薄い黒。
フンボルトペンギン属の中でもっともカラダが小さく、ペンギン全種の中でも3番目に小さい。また、交尾の前に換羽を行う点でも他種と異なります。 - 巣作り
直射日光を避けるため、岩や溶岩の割れ目など、日陰になるところに巣をかまえ、自らはもちろん、卵やヒナを暑さから守ります。(写真:暑いときは、口を開けてハァハァして熱を逃がします。これをパンティングといいます)- 産卵
つがいの絆は強く、餌が豊富になるとすぐに繁殖開始します。
寒流によってもたらされる栄養豊富な海水に、エサとなる小魚が集まる時が絶好のタイミングです。(写真:小魚の群れの中をスピーディに泳ぐガラパゴスペンギン)- 子育てから巣立ちまで
- 海水温とエサの量が、繁殖成功率に影響を与えます。
エサが不足すると繁殖を行わず、また、繁殖中でも中止することがあるほど。
表面海水温が低ければ、エサが豊富になるので、繁殖成功率は上がります。
孵化後のヒナは、4週令まで巣にとどまり、親からエサを与えられ、守られます。クレイシは形成されず、孵化後60〜65日で巣立ちます。 - 天敵
- ガラパゴスヘビ、ガラパゴスコメネズミ、ミナミイワガニ、野生化したイヌやネコなど。
- 【コラム】日本にもいたガラパゴスペンギン
- ガラパゴス固有種のガラパゴスペンギン、かつて一度だけ日本でも飼育されたことがありました。
1963年に来日したガラパゴスペンギンは、上野動物園で飼育・展示されました。これは、日本におけるガラパゴスペンギン飼育の唯一の例です。(写真:ガラパゴスペンギンの見返り美人図!?)。











