Home » ペンギン図鑑 » ペンギンの種類 » ヒゲペンギン:Chinstrap Penguin
- 学名
- Pygoscelis antarctica
- 英名
- Chinstrap Penguin
- 別和名
- アゴヒゲペンギン
アゴヒモペンギン - 属名
- アデリーペンギン属(ピゴセリス属 - Pygoscelis -)
- 体長・体重
- 75cm/4kg
- 亜種
- なし
- 学名の由来
- 「Pygoscelis antarctica」は、「南極のペンギン」という意味(1781年、サウス・シェトランド島で発見された個体をもとに、J.R.フォルスターによって記載)。
- 野生のヒゲペンギンの分布
ヒゲペンギンは、サウス・サンドウィッチ諸島やブーベ島などの南大西洋の島々と南極半島で繁殖します。
(写真:ヒゲペンギンの生息地の様子)- 野生の生息状況

生息数は安定傾向ですが、地球温暖化の影響で、近年、生息地に変化が見られます。
より寒冷な気候で暮らしているアデリーペンギンの生息地に、ヒゲペンギンが移動しつつあります。
生息地が競合すると、多数派のヒゲペンギンのほうが優位と考えられています。- 外見
外見の特徴は、その名のとおり、ヒゲのようなアゴのライン。アゴを通って耳から耳まで、黒い羽毛が1本の筋状に入っています。
アデリーペンギンより穏やかな気候の中で暮らしているため、くちばしは羽毛でおおわれていません。
足はピンク。白い顔につぶらな瞳が愛らしくコミカルな印象。- 巣作り
- ヒゲペンギンは、11月に繁殖地に戻ってきます。
海岸に沿った岩だらけの地面に、小石や羽毛などを集めて巣をかまえます。
オスメスともに巣材集めを行うのが特徴的。 - 産卵
- 9月下旬〜11月上旬に、生まれ育った繁殖地に戻り、巣をかまえます。
オスが先に上陸して、小石を円形に積み上げて巣を作るのは、同属のアデリーペンギンやジェンツーペンギンと同じですが、他のペンギンが避けるような斜面にも巣を作ります。
5日ほど遅れてやって来たメスとつがいを作り、11〜12月に2つの卵を産みます。 - 子育てから巣立ちまで
オスとメスが交代で抱卵し、33〜35日間で孵化します。
その後20〜30日間は親鳥が交代で世話をします。
巣から離れたヒナは、小さな保育所のような集団・クレイシを作り、3月半ばまでには海へと旅立ちます。
(写真:薄グレーのふわふわの羽毛におおわれたヒゲペンギンのヒナは、とってもキュート!)- 天敵
- ヒョウアザラシ、トウゾクカモメ、サヤハシチドリ
- 【コラム】日本のヒゲペンギンたち
- ヒゲペンギンが初めて日本にやってきたのは1947年。
4番目に来日したペンギンとなりますが、寒冷地に生息するペンギンの中では最初に展示された種です。
また、このとき王子動物園にやってきたヒゲペンギンは、第2次世界大戦後、初めて日本にやってきたペンギンとなります。
2009年7月現在、日本では、名古屋港水族館とアドベンチャーワールドの2つの施設でヒゲペンギンに会うことができます。
(写真:ヒゲペンギンのユニークな外見は、人気の理由のひとつ)。











