Home » ペンギン図鑑 » ペンギンの種類 » アデリーペンギン:Adelie Penguin
- 学名
- Pygoscelis adeliae
- 英名
- Adelie Penguin
- 別和名
- アデレーペンギン
- 属名
- アデリーペンギン属(ピゴセリス属 - Pygoscelis -)
- 体長・体重
- 75cm/4〜6kg
- 亜種
- なし
- 学名の由来
- 「adeliae」は、フランスの探検航海家デュモン・デュルヴィルが、妻の名から名付けた南極大陸の海岸「アデリー海岸」に由来。アデリー海岸にいたペンギン=「アデリーペンギン」となりました(1841年、オンブロンとヤキーノにより記載)。
- 野生のアデリーペンギンの分布
アデリーペンギンは、南極大陸とその周辺沿岸の小さな島々に生息。冬は南極氷塊の周辺海域で生活しています。
1年を通して南極にいるのはエンペラーペンギンとアデリーペンギンの2種だけです。
ちなみに、名前の「アデリー」は、生息地に由来。フランス人の探検航海家デュモン・デュルビルが妻の名から名付けた南極大陸の海岸「アデリー海岸」にいたペンギン=「アデリーペンギン」となりました。
(写真:アデリーペンギンの生息地の様子)- 野生の生息状況

地球温暖化による影響は、よく言われる「氷が溶けて生息地がなくなる」ではなく、「エサの減少」。
ペンギンはオキアミを食べます。そのオキアミは植物プランクトンを食べます。
温暖化で植物プランクトンを含む浮氷が減少すると、食物連鎖により、ペンギンにも「エサの減少」という影響を及ぼします。
(写真:アデリーペンギンたちが、エサを求めて、次々に海へと飛び込んでいく様子)- 外見
アデリーペンギンは、白黒ツートンカラーのみの外見といい、繁殖地が南極であることといい、一般的な「ペンギンのイメージ」にもっとも近いかもしれません。
また、くちばしの根元から先端近くまで羽毛に覆われているので、くちばしが短く見えますが、これは南極の厳しい寒さへの適応と言われています(写真)。- 巣作り
南極大陸を囲む流氷帯に分布するアデリーペンギンは、氷の上で繁殖するというイメージが強いかもしれません。
しかし実際には、巣作りするのは夏。しかも、10〜2月の短期間のうちに繁殖します。
この時期の南極は昼ばかりが続き、雪や氷が溶けて地面が露出します。
アデリーペンギンは、そうしてできた岩場(露岩)に小石を並べ、巣をかまえます。
(写真:小石を並べた巣の上で抱卵中のアデリーペンギンと一緒になって腹ばいになるつがい)- 産卵
- 卵は1回の産卵で2つ。10〜11月に産卵します。
他のほとんどのペンギンと同様、両親が交代であたためます。
つがいの絆は、生涯維持されません。これはアデリーペンギンの離婚率が高いというより、死亡率が高いため。海鳥類全体で見ても、アデリーペンギンのつがいの維持率は低いほうです。 - 子育てから巣立ちまで
ヒナが孵化すると、他のペンギン同様、親鳥が交代で世話をします。
その後、ヒナは、小さな保育所のような集団・クレイシを作り、夏の終わりに一斉に換羽し、海へと旅立ちます。
(写真:ヒナのお世話の真っ最中! アデリーペンギンの親子)- 天敵
- ヒョウアザラシ、ナンキョクオオトウゾクカモメ、サヤハシチドリ
- 【コラム】日本のアデリーペンギンたち
- アデリーペンギンが初めて日本にやってきたのは1952年。戦後の日本において復興の象徴の1つであった捕鯨が盛んな時期に、捕鯨船のおみやげとして多数来日しました。
その後、1995年に、名古屋港水族館で、初めて繁殖に成功しました。
2009年7月10日現在、日本では4つの施設で、アデリーペンギンに会うことができます。
(写真:名古屋港水族館では、アデリーペンギンのほか、エンペラーペンギン、ヒゲペンギン、ジェンツーペンギンが仲良く暮らしています)。











